日商簿記3級受けてみた結果

こんにちは。
ふと思い立って、勉強して日商簿記3級を受けてきました。今回はその体験記(?)です。

なんで日商簿記

いろいろな経緯があって、実はFP2級を持っています。その対策をしたときに「税金の計算って面白いなぁ」と思いました。それ以来、ふわっと税金の勉強したいなぁと思っていて、それなら税理士資格の科目をひとつずつ目指していけばいいのでは?なんてぼんやり思っていました。

実際のところ、税理士資格試験というのは超難関で、「ちょこっと趣味で勉強したら受かりました~」みたいな生半可なものではなさそうです。とはいえものは試しということで、税理士の試験の簿記論・財務諸表論のテキストを買ってみたのが先々週です。

そして開いて思ったこと・・・

「あっ、これ無理なやつだ」

本当に無理なの?

本当に無理です。まずテキストをパラ見して皆目理解ができませんでした。そこで前書きを読んでみると「これまでは日商簿記2級合格者を念頭に置いてテキストが書かれてきましたが、最近は3級合格でも十分狙えるようになってきました!」とありました。つまり、3級すら持っていない自分は「ワンチャンなんとかなる」のレベルにすらいないという訳です。

「ほんなら日商簿記の勉強から始めようやないか~」というのが今です。

受験までの流れ

受験までの流れを時系列でまとめると、こんな感じです。

7/19

  • 税理士試験の「簿記論・財務諸表論」のテキストを買う

7/20

  • 同テキストを開き、自分があまりにも箸にも棒にも掛からない位置にいることに愕然とする。たまたま本棚に日商簿記3級のテキストがあったので読み始める。「あれ?これ3級ならワンチャン取れんじゃね?」と調子に乗り始める。問題集を買う。

7/21

  • 問題集の前についている「総おさらい」的なところに目を通し始める。結構知らないことがあったので頑張って勉強する。(以下数日同じ)

7/26

  • 一通り総まとめに目を通し終わったので、なぜか自信満々に「受けたら受かるやろ」と 8/3 に試験を申し込む。

7/27

  • 試しに想定問題を解いてみる。時間が全然足りなくて愕然とする(※試験時間が60分で、このとき90分ぐらいかかりました)。

7/28

  • 簿記は電卓持ち込み可の試験だが、手持ちの電卓だとルールに引っ掛かりそうなことに気づいて焦る。元商業科の友人にいろいろ教わってCASIOの電卓を買い、その配列のすごさにビビり散らかす。電卓沼の深さを知る。

7/28~当日

  • ひたすら問題セットを解く。だんだん点数が安定してくる。楽しい。

8/3 受験

  • ドキドキしながら受ける

結果

受かりました!!!CBTのため直後に点数が出るのですが、意外といい点が取れました。せっかくなので自慢します。

  • 第1問:42/45
  • 第2問:14/20
  • 第3問:35/35

合計:91/100(合格点は70/100)

当初の謎の自信と比べるとかなり勉強が必要でしたが、却って自分にそれまでなかった技術に焦点を当てることとなり、面白かったです。特に面白かったのは

  • 電卓を叩くというのはそれだけで技術が必要なものである。特に電卓のキー配列は大事。
  • 計算ミスを避けるための細々としたスキル。例えば「270,000」は「27万円」と読むのではなく「270千円」と読むとか。
  • 複式簿記を発明した人マジ天才。天才こえて神。

あたりです。すでにいい経験をしたなぁという感想です。

ただ自分の目標は税理士の科目合格です(本当に現実的かはさておき)。なので、次は簿記2級、その次は簿記1級と経験値を積んで、改めて税理士の試験勉強に挑戦したいと思います。できたらいいなぁ・・・

ではまた。