【挑戦状】問1 想定解答.

練習がてら, 既に twitter 上で解答を公開した挑戦状の解答を書きます。

シンプルな設定の確率の問題です。深く考えずに頑張って計算することも可能ですが、うまく工夫すれば劇的に計算量を減らすことができます。
以下に解答例を書き記します。

 

 

 

 

想定解答.
「表のコインの枚数 > さいころの目」となる確率と「表のコインの枚数 < さいころの目」となる確率は等しい. これは表コイン  a 枚とさいころの目が  b という事象と, 表コイン  (7-a) 枚とさいころの目が  (7-b) という事象を1対1に対応させれば分かる. よって「表コインの枚数 = さいころの目」の確率を  p として  \dfrac{1 - p}{2} が求める確率.
表のコインの枚数が  1 \sim 6 枚となる確率は  \dfrac{2^{7} - 2}{2^{7}} = \dfrac{63}{64} であり, 枚数と同じさいころの目が出る確率は枚数によらず  \dfrac{1}{6} なので,  p = \dfrac{63}{64} \times \dfrac{1}{6} = \dfrac{21}{128} と分かる.
結局, 求めるべき確率は  \dfrac{1 - \frac{21}{128}}{2} = \dfrac{107}{256} である. □