今回は空間図形の問題です。
【すむーずぷりんからの挑戦状】
— すむーずぷりんちゃん🍮【挑戦状】は固定ツイート (@mat_der_D) 2019年12月11日
問15. 点 O を中心とする半径 1 の球面 S がある. 四角形 ABCD の各頂点は S 上にあり, 2つの対角線は O で交わるとする. 点 P が S 上を動くとき, AP+BP+CP+DP の最大値を求めよ.
想定解答は↓https://t.co/dyqHiabTcz
かなり対称性が高いので、もしかしたらいろいろ別解があるかもしれません。
以下に解答を書きます。
想定解答.
三角形 を含む円を考えると, 線分 は直径になるので, 円周角の定理より である. よって三平方の定理より である. 三角形 に対しても同様の議論を行うことにより, と分かる. よって Cauchy-Schwarz の不等式より
となる. 一方, 点 が四角形 に垂直かつ点 を通る直線と の交点と一致するとき, 三角形 は の直角二等辺三角形なので, である. 三角形 に対しても同様に考えることで, と分かる. したがってこのとき となる. したがって の最大値は . □